失業手当だけじゃない!再就職手当っていうお祝い金!
こんにちは、さいとう。さんです。
私は5月から新しい職場で働き始めました。
退職してハローワークで失業の手続きをしたら、
お金をもらえるとばかり思っていました。
ですが、
給付を受けられなかったんです…!!
失業保険(手当)をもらうには3か月の待機期間が必要なのは有名ですよね。
待機期間中に就職が決まったら再就職手当として給付を受けとることもできます。
この再就職手当、早く決まった分多くの給付を受けることができるのですが、
ココに落とし穴がありました!
失業手当って何?
まず雇用保険について簡単に説明します。
勤務先の給与明細に”雇用保険料”という項目がありますか?
正社員はもちろん、アルバイトやパートでも
週20時間以上労働している方の多くは、支払っていると思います。
雇用保険は政府(厚生労働省)が管掌する保険制度です。
保険料を支払っている被保険者であれば、
離職・失業中に手当を受けることができます。
雇用保険の大きな役割は2つあります。
- 失業中の生活維持のため
- 再就職活動を容易にするため
就職する意思を持っていることが手当を受ける条件のひとつとなります。
どんな手当が受けられるの?
たくさんの手当がありますが、代表的なものを紹介します。
- 失業期間中、失業給付が受けとれる
- 受給途中や給付待機期間中に就職が決まると再就職手当が受け取れる
- 再就職先で6か月以上働くと就職促進定着手当が受け取れる
- 無料で職業訓練に参加することができる
(※いずれも条件あり)
有名なのはこのあたりでしょうか。
私がつまづいた”再就職手当”にスポットを当てていきます。
※ハローワークにて失業保険受給の手続きをしているとして進めていきます。
再就職手当=就職祝い金!
再就職手当とは、そもそも離職者に早く就職してもらうためにできました。
失業保険の受給条件を満たしている人が、
早期に就職先が決まった際にもらえる手当のことです。
(所定給付日数の1/3以上残して就職した場合)
つまり、失業保険をもらうまでの3か月ある待機期間に就職が決まれば、
失業保険はもらえなくなってしまいますが、再就職手当が受け取れるんです!
3か月の待機期間は十分な収入が得られないので、
この臨時収入はとてもありがたいものです。
再就職手当をもらうための条件8つ
就職したから、誰でも祝い金がもらえるとは限りません…
- 受給手続きを終え、7日間の待機期間終了後の再就職であること
- 基本手当の支給日数が、所定給付日の1/3以上残っていること
- 再就職先が前職の会社と変わりがないこと
- (3か月の待機期間がある人)待機期間終了後1か月間は、ハローワークか厚生労働省が許可した職業紹介事業者からの紹介で決定した再就職であること
- 再就職先に1年以上務めることが確実であること
- 再就職先で雇用保険の被保険者になること
- 過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当の支給を受けたことがないこと
- 受給資格決定前から採用が内定していた会社に雇用されたものではないこと
…7ですね。
私、ちょうど2年前も転職活動をして再就職手当を受給していたのです。
完全に見落としていました。
そもそも再就職手当受給対象ではありませんでした。
再就職手当を過去3年以内に受給したことがある人は、
就職促進定着手当も受け取ることができませんでした。
今の基本給は前職より−4万なのでとても辛いです…。
再就職手当ってどうやってもらうの?
▶︎ 新しい就職先で「採用証明書」をもらい、ハローワークに提出する
(「採用証明書」はハンドブックの後ろの方にありますよ。)
▶︎ ハローワークから「再就職手当支給申請書」を受け取ったら、新しい就職先で証明を受ける
▶︎ 証明済の「再就職手当申請書と雇用保険受給資格証と一緒にハローワークに提出する
入社してからだとハローワークまで足を運ぶことが難しいですよね。
郵送でのやり取りもできるので安心してください。
受領されるとハローワークから通知が届きます。
就職促進定着手当についての書類が同封されていると思います。
前職より基本給が下がった場合、
入社して6か月経ったらぜひ申請してください。
ちょっと面倒ですが、もらえるものはしっかりもらいましょう!